CMS:データセットを追加・設定する

読了時間:13分
データセットは、ページ上の要素と CMS コレクション内のコンテンツを双方向接続するもので、これによりページにコレクションのコンテンツを表示させたり、逆にユーザー入力値をキャプチャしてコレクションにその情報を格納したりできるようになっています。表示するアイテム・順番、および一度に読み込めるアイテムの数は、データセット設定から制御することができます。

この記事では、まずデータセットを追加・設定し、次にページ要素をデータセットに接続する方法について説明します。または、サポートされている要素を CMS コレクションに接続する際にデータセットを作成することもできます。
始める前に:
まだ追加していない場合は、サイトに CMS を追加してください。

ステップ 1 | データセットを追加する

エディタで、CMS コレクションに接続したい要素があるページに移動し、データセットを追加します。データセットを使用して、訪問者がサイト上で入力したデータを収集したい場合は、フォームデータセットを選択します。
Wix エディタ
Wix Studio エディタ
  1. エディタにアクセスし、該当するページに移動します。
  2. 左側の「CMS」  をクリックします。
  3. コンテンツ要素を追加」をクリックします。
  4. 追加したいデータセットタイプをクリックします:
    • データセット:空のデータセットを追加してページ要素を接続し、コレクションのコンテンツを表示できるようにします。
    • フォームデータセット:サイト訪問者からのフォーム送信を受け付けるように設定されたデータセットを追加します。
エディタでデータセットを追加しているスクリーンショット。

ステップ 2 | データセットをコレクションに接続する

データセットに接続するコレクションを選択します。このコレクションを使用して、ページ要素にコンテンツを表示させたり、逆にユーザー入力をキャプチャしたりすることができます。
Wix エディタ
Wix Studio エディタ
  1. コレクションを選択」ドロップダウンをクリックし、接続したいコレクションを選択します。ヒント:「コレクションを作成」を選択して新しいコレクションを作成します。
  2. (オプション)「データセット名」をクリックし、データセットの名前を編集します。
  3. 作成」をクリックします。
Wix エディタでデータセットを作成しているスクリーンショット。

ステップ 3 | データセット設定を編集する

データセットモードを選択して、データセットがコレクションからコンテンツを読み取ることができるか、コレクションにコンテンツを書き込むことができるか、またはそれら両方を行うことができるかを設定します。データセットをリピーターやギャラリーに接続する場合は、一度に読み込むことができるアイテムの最大数を指定することができます。必要な場合は、データセットにフィルターを追加して要素に表示されるアイテムを制御したり、並び替えを追加してアイテムの表示順序を変更することもできます。
Wix エディタ
Wix Studio エディタ
  1. (Velo のみ)データセット設定で、ページのコード内でデータセットを識別するための「データセット ID」を必要に応じて編集します。
  2. データセットモード」ドロップダウンをクリックし、オプションを選択します:
    • 読み取り:ページ上の要素は、コレクションからコンテンツを読み取って表示することができます。サイト訪問者は、コレクション内のコンテンツに変更を加えることはできません。
    • 書き込み:ページ上の要素に、コレクションのコンテンツを表示することはできません。サイト訪問者は、ユーザー入力要素と送信ボタンを使用して、コレクションにコンテンツを追加することはできますが、コレクション内のコンテンツを編集することはできません。
    • 読み取り・書き込み:ページ上の要素は、コレクションからコンテンツを読み取って表示することができます。また、サイト訪問者は、ユーザー入力要素と送信ボタンを使用して、コレクションのコンテンツを追加または編集することができます。
  3. (オプション)「権限:」横の権限タイプをクリックし、コレクションの「権限・プライバシー」の設定を編集します。
  4. アイテム最大表示数」を編集し、データセットに接続されているリピーターギャラリーに、最初に表示されるアイテムの数を指定します。このアイテム最大表示数は、訪問者が「もっと見る」ボタン、「次のページ / 前のページ」ボタン、またはパジネーションバーをクリックした際に表示されるアイテムの数としても使用されます。「アイテム最大表示数」を設定する方法はこちら
  5. (Velo のみ)「パフォーマンス」下で該当するチェックボックスを選択します:
    • ページ読み込みの後にデータを取得:データセットのデータは、ページの残りの部分の読み込みが完了した後に取得されます。これにより、ページの最初のレンダリングが、データセットによって邪魔されなくなり、ページの読み込み速度が向上します。データセットに接続されている要素が、ページをスクロールした場所やセクションを開いた場所にある場合は、こちらのオプションをおすすめします。
    • カーソルを使ってページを取得:データセットは、カーソルページングを使用して、最初のデータと後続のデータを取得します。これにより、次のページと前のページにのみ移動できるようになる代わりに、データの読み込み速度が向上します。このオプションを選択した場合、パジネーションバーや「次のページ / 前のページ」のデータセットアクションを使用してページに移動することはできなくなります。
  6. (オプション)フィルターを追加して、データセットにアイテムを含めるか、データセットからアイテムを除外します:
    1. +フィルターを追加」をクリックします。
    2. フィールド」ドロップダウンをクリックし、フィルターするフィールドを選択します。
    3. 条件」ドロップダウンをクリックし、フィルターで使用する条件を選択します。
    4. (必要な場合)「値の参照元」を選択します:
      • 手動で入力:「Value」の入力欄にフィルターする値を入力します。
      • 別のデータセット:該当するドロップダウンから、フィルターに使用する別のデータセットとフィールドを選択します。
    5. フィルターを追加」をクリックします。
  1. (オプション)並び替えを追加して、データセットに接続されているアイテムの表示順序を変更します:
    ヒント「サイトでミラーリング」を有効にすると、コレクションビューに表示されている順序でアイテムを表示することができます。なお、「サイトでミラーリング」を有効にしている場合は、データセットに並び替えを追加すると、コレクションビューのアイテムの順序が、その順序で上書きされます。
    1. +新規並び替えを追加」 をクリックします。
    2. フィールド」ドロップダウンをクリックし、並べ替えるフィールドを選択します。
    3. 順序」ドロップダウンをクリックし、コンテンツを表示する順番を選択します。
    4. 並び替えを追加」をクリックします。
  1. (オプション)「高度な設定」下の「すべてのページに表示する」トグルを有効にして、このデータセットをすべてのサイトページに使用します。これにより、ヘッダーまたはフッターにある要素を、CMS コレクションに接続することができるようになります。
    注意:多くのデータセットでこの設定を有効にすると、サイト読み込み時のパフォーマンスが低下する可能性があります。

ステップ 4 | ページ要素をデータセットに接続する

最後に、ページ要素をデータセットに接続して、コンテンツの読み取りまたは書き込みができるようにします。接続設定には、接続する要素に応じて異なるオプションが表示されます。たとえば、画像やボタンを接続する場合は、接続設定に「クリック時の動作を選択」というオプションが表示され、訪問者がクリックした際の動作を「もっと見る」、「送信」、「次のアイテム」などから選択することができます。
Wix エディタ
Wix Studio エディタ
  1. エディタで、データセットに接続したい要素を選択します。
  2. CMS に接続」アイコン  をクリックします。
  3. データセットを選択」ドロップダウンをクリックし、接続するデータセットを選択します。
  4. 接続」下で該当するドロップダウンをクリックし、要素の各部分に接続するコレクションのフィールドまたはデータセットアクションを選択します。表示されるオプションは、接続する要素の種類によって異なります。
画像のデータセット接続オプションのスクリーンショット。
  1. プレビュー」をクリックして、CMS 接続をテストします。
  2. 変更内容を公開する準備ができたら、「公開」をクリックします。

よくある質問

データセットの設定の詳細については、以下の質問をクリックしてください。

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