CMS:固有の動的ページ URL を作成する

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動的ページの URL スラッグ構造によって、動的ページの種類(リストまたはアイテム)と、動的アイテムページの各バージョンで使用される実際の URL スラッグの両方が決まります。

URL スラッグは、ウェブサイト上の特定のページの正確なウェブアドレスを表します。これはメインドメイン名の後に表示される URL の一部で、ユーザーと検索エンジンはこれを見てコンテンツの内容を知ることができます。

各コレクションアイテムが固有のウェブアドレスを取得できるように、動的アイテムページの URL スラッグ構造に変数の追加が必要となる場合があります。これらの変数は、コレクションアイテムの実際のフィールド値に置き換えられるプレースホルダとして機能します。
現在、特定の動的アイテムページの URL を編集し、古い URL に自動リダイレクトを設定する機能の開発を進めています。

URL スラッグと URL スラッグ構造について

URL スラッグは、ドメイン名の後に表示される URL(ウェブアドレス)内の文字のことです。これはユーザーと検索エンジンの両方がページのコンテンツの内容を理解するのに役立ちます。URL スラッグの構造によって、実際の URL スラッグの構築方法と使用する動的ページの「タイプ」(リストまたはアイテム)が決まります。

たとえば、www.your-domain.com/felines/large/bengal という URL のスラッグ構造は以下のようになります。
  • URL スラッグ:/felines/large/bengal
  • 編集可能な URL スラッグの構造:felines/{category-field}/{primary-field}

ページ設定の SEO タブで、以下のデフォルトの URL スラッグ構造を編集することができます:
  • 動的リストページ:https://www.{your-domain.com}/{collection-name}
  • 動的アイテムページ:https://www.{your-domain.com}/{collection-name}/{primary-field}
    注意: すでに同じ名前の動的ページが存在する場合は、CMS によりコレクション名の後に「-1」が追加されます。この値は、サイト上の他のページ URL のスラッグ構造と競合しない場合に限り削除することができます。

コレクション内の「ページリンク」フィールドには、対応する動的ページと同じ名前が付けられます。国旗アイコン  がプライマリフィールドの横に表示され、URL スラッグで使用される各フィールド名の横に「SLUG」と表示されます。

URL スラッグ構造で動的ページ URL を定義する

動的ページを作成するたびに、その「ページリンク」フィールドがコレクションに追加されます。「ページリンク」フィールドは、動的ページの URL スラッグ構造で使用される文字と変数を組み合わせて、各アイテムの URL を生成します。デフォルトでは、動的アイテムページはコレクションのプライマリフィールドを URL スラッグ構造に追加します。URL スラッグで使用されているフィールドは小文字に変換され、すべてのスペースがハイフンに置き換えられます。
現在、コレクション内のページリンクフィールドから特定のアイテムの動的アイテムページ URL スラッグを変更する機能の開発を進めています。また、訪問者や検索エンジンが古いリンクにアクセスした場合に、新しい動的ページの URL に転送する URL リダイレクトの作成も可能となる予定です。
スラッグ構造に変数を追加する際は、その変数が表すコレクションフィールドを選択します。スラッグ構造に存在する変数は、各アイテムの実際のフィールド値に置き換えられます。これにより、動的ページ URL にコレクションアイテムのフィールド値を使用することができます。
以下の例では、次のようなフィールドを使用しています:
「カテゴリー」フィールドを表す変数が、単一のアイテムを表示するために使用される動的アイテムページの URL スラッグ構造に追加されました。その結果、「カテゴリー」フィールドの値が各アイテムの「ページリンク」フィールドに追加され、動的アイテムページの各バージョンの URL スラッグが作成されます。

変数を使用して動的ページタイプを変更する

コレクション内の各「ページリンク」フィールドは特定の動的ページを表し、フィールドのそれぞれの値はアイテムの URL スラッグを表します。変数を追加して動的ページの URL スラッグ構造を変更すると、それに応じて「ページリンク」フィールドの値が調整されます。

複数のコレクションアイテムがこの「ページリンク」フィールドに同じ値を持つ場合、CMS はこれらのアイテムが同じ動的アイテムページを共有する必要があると判断します。そのため、これが動的リストページであった場合、このページは動的アイテムページに変換されます。

固有のページリンク値(URL スラッグ)ごとに、動的アイテムページのバージョンは異なります。ページが動的ページデータセットに接続されたリピーターギャラリー、またはテーブルを持っている場合、それぞれのバージョンには同じ URL スラッグを共有するアイテムが表示されます。
以下の例では、次のようなフィールドを使用しています:
「カテゴリー」フィールドを表す変数が動的リストページの URL スラッグ構造に追加されました。「ページリンク」フィールドの値が各アイテムに固有ではなくなったため、動的リストページは動的アイテムページに変換されました。
以下の例では、次のようなフィールドを使用しています:
「ページリンク」フィールドに 2つの固有の URL スラッグが設定されました。この動的アイテムページには以下の 2つのバージョンがあります:
  • この URL スラッグを共有する 2つのアイテムを記載した /felines/large のバージョン
  • この URL スラッグを共有する 3つのアイテムを記載した /felines/medium のバージョン

動的ページ URL に変数を追加する理由

動的アイテムページに、コレクションアイテムごとの専用のバージョンを作成するには、ページの「ページリンク」フィールドに固有の URL スラッグが必要です。そうでない場合、各アイテムのページを作成することができません。各アイテムに固有の URL スラッグを確実に使用するために、URL スラッグ構造に変数の追加が必要となる場合があります。

コレクション内の複数のアイテムのプライマリフィールドに同じ値があり、動的アイテムページの URL スラッグ構造に変数を追加しない場合、複数のアイテムに対して 1つの URL のみが生成されます。これは、プライマリフィールドがデフォルトで動的アイテムページの URL スラッグ構造で使用されるためです。両方のアイテムに対して 1つの URL のみが作成されるため、1つのアイテムのみに専用の動的アイテムページが作成され、他のアイテムには設定されません。
例:
動的アイテムページの URL スラッグ構造が /team/{primary-field} で終わり、コレクション内の 2つのアイテムのプライマリフィールドに「Sara」が含まれている場合、 /team/sara の URL は 1つのみ生成されます。そのため、2つのコレクションアイテムのうち 1つだけに対して、動的アイテムページのバージョンは 1つだけ作成されます。

この問題を解決するには、URL スラッグ構造に変数フィールドを追加して、アイテムごとに固有の URL スラッグを作成してください。たとえば、「電話」フィールドで各アイテムが異なる値である場合は、「電話」フィールドを追加します。この場合、URL は /team/sara/{phone} になるため、各アイテムは固有の動的アイテムページ URL を取得します。

URL スラッグ構造は既存のスラッグ構造との重複不可

サイトの他の既存ページですでに使用されている URL スラッグ構造を追加することはできません。URL スラッグ構造を固有にするために、同じプリフィックス(例:コレクション名など)、およびサイトの別のページと同じ数の変数を使用しないよう注意してください(変数が異なる場合でも使用できません)。

CMS では、既存の URL スラッグ構造と重複する場合、URL スラッグ構造への変更を保存することができません。そのため、動的ページの URL スラッグ構造を更新する際は、同じプレフィックスの後に同じ変数の数が続かないようにしてください。

動的ページ URL のスラッグ構造に変数を追加する

エディタで該当する動的ページの SEO タブに移動し、URL スラッグ構造を確認します。そこで、構造を手動で編集し、各コレクションアイテムの実際のフィールド値に基づいて変化する変数フィールドを追加できます。
重要:
動的ページの URL スラッグ構造を変更すると、これらのページへの既存のリンクはすべて機能しなくなります。これは、サイト内のリンク、外部と共有したリンク、検索エンジンの SEO リンクに影響します。訪問者と検索エンジンを古い URL から新しい URL に移動させる自動リダイレクト追加機能をリリースしています。
Wix エディタ
Wix Studio エディタ
  1. エディタにアクセスします
  2. エディタ左側で「ページ・メニュー をクリックします。
  3. 動的ページ」をクリックします。
  4. 該当する動的ページにマウスオーバーし、右側の「その他のアクション」アイコン  をクリックします。
  5. SEO」をクリックします。
  6. URL スラッグ構造」を編集します:
    • 変数を追加」をクリックし、テキストフィールドまたは数値フィールドを選択して、URL スラッグ構造でその値を使用します。
    • URL スラッグ構造に静的値を使用する場合は、テキストまたは数値を入力してください。
    • キーボードの Enter キーを押して、URL スラッグ構造の変更内容を保存します。

特定の動的アイテムページの URL スラッグを編集する

コレクションから、特定の動的アイテムページに使用されている URL スラッグを編集します。URL スラッグに変更を加えると、古いリンクは機能しなくなりますが、自動リダイレクトを有効にすることで、訪問者や検索エンジンを古い URL から新しい URL に誘導することができます。
重要:
現在、この機能は段階的にリリース中のため、一部の Wix アカウントではご利用いただけない場合があります。

アイテムの URL スラッグを編集する方法:

  1. サイトダッシュボードの「CMS」にアクセスします。または、エディタ内で「CMS をクリックし、「あなたのコレクション」をクリックします。
  2. 該当するコレクションをクリックします。
  3. 該当するアイテムの「ページリンク」をクリックします。
    注意:デフォルトでは、ページリンクのフィールド名は {コレクション名} (Item) となります。
該当するアイテムのページリンクをクリックした様子を示したスクリーンショット。
  1. URL スラッグ」の欄をクリックし、URL を編集します。ヒント:「アイテムの URL スラッグを編集」ポップアップが表示されない場合は、まだこの機能にアクセスできません。
  2. トグルをクリックし、古い URL を新しい URL にリダイレクトさせるかを選択します:
    • 有効:(推奨)古い URL にアクセスした訪問者、および検索エンジンは、新しい URL に自動的にリダイレクトされます。
    • 無効:古い URL にアクセスした訪問者、および検索エンジンには、404 エラーページが表示されます。
  3. 保存」をクリックします。
動的アイテムページの URL スラッグを編集している様子を示したスクリーンショット。

よくある質問

固有の動的ページ URL の詳細について、以下の質問をクリックしてください。

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