Wix サイト点検:サイト点検レポートについて
12分
この記事内
- 「ハイライト」セクションについて
- 「各種レポート」セクションについて
- ページ点検結果情報パネルについて
- インデックスステータスとその詳細
- リッチリザルトレポート
- インデックスのステータスについて
- 有効ステータス
- 無効ステータス
- 警告ステータス
- 除外ステータス
- 未特定ステータス
- リッチリザルトのステータスについて
注意:
2023年12月1日をもって、Google はモバイルユーザビリティレポート、モバイルフレンドリーテストツール、モバイルフレンドリーテスト API の提供を終了しました。このアップデートに関する詳細はこちら
Wix サイト点検を使用すると、サイトのページをスキャンして、Google 検索結果でのランキングに影響を与える可能性のある問題を見つけることができます。
サイト点検を行うと、ページの見つけやすさとインデックス登録の可能性に関するインサイトを含む詳細なレポートが作成されます。「ハイライト」セクションでサイト全体の最も重要な問題をすばやく確認したり、「各種レポート」セクションでページの概要を確認したり、ページの情報パネルを開いて詳細情報を表示したりすることができます。
重要:
Wix サイト点検には、サイトの最新のインデックス情報が表示されます。ただし、サイトに加えた変更を Google がクロールしてインデックス登録するには多少時間がかかるため、実際のライブサイトの最新情報とは異なる場合があります。Wix サイト点検の制限事項に関する詳細はこちら
「ハイライト」セクションについて
「ハイライト」セクションでは、すべてのページのインデックスステータスの概要とトップステータスの詳細を確認できます。
ハイライトレポートを使用すると、サイトの全体的な状態をすばやく確認し、より深く調査すべき問題があるかどうかを把握できます。

「各種レポート」セクションについて
「各種レポート」セクションでは、サイト点検スキャンの結果の概要を確認できます。このセクションに表示される項目は下記の通りです:
- ページ名
- ページのタイプ(例:Wix ストアの商品ページなど)
- インデックスステータス
- ステータスの詳細
- リッチリザルトのステータス
検索ボックスを使用して、特定のテキストを含むページを探すことができます。このテキストには、ページ名のほか、「タイプ」や「インデックスステータス」などの他のフィールドも含まれます。フィルターを使用して、特定のページタイプ、インデックスステータス、またはリッチリザルトステータスを表示することもできます。

各種レポートでは、それぞれのページ結果横にステータスが表示されます。これらのステータスは、ページがインデックスされているかどうか、問題があるか、または検索結果から除外されているかどうかを示します。
ステータス | 説明 |
|---|---|
有効 | ページはインデックスに登録され、検索結果に表示されます。 注意:有効なステータスは、必ずしもページが検索結果に表示されることを保証するものではありません。たとえば、ページが重複している場合や、Google の品質とセキュリティに関するガイドラインに準拠していない場合は、それらのページが検索結果に表示されない可能性があります。有効なステータスに関する詳細はこちら |
警告 | これは、Google がページをインデックス登録するかどうかが、特定の警告ステータスによって分かれる場合を指します。結果によっては、ページが検索結果に表示されない場合もあります。 |
無効 | エラーが発生したため、Google でインデックスされなかったページです。エラーを修正した後にページのインデックス登録をリクエストできる場合があります。 |
除外 | これは、Google がクロールしてインデックス登録しなかったページです。たとえば、以前にインデックス登録されたページと重複するページは、除外される可能性があります。除外ステータスに関する詳細はこちら |
未特定 | 現在、Google 上に情報がないページです。 |
ページ点検結果情報パネルについて
ページ点検結果の情報パネルでは、特定のページに関するより詳細な情報を確認することができます。情報パネルは、「インデックスステータスとその詳細」、「リッチリザルト」の 2つのセクションに分かれています。
インデックスステータスとその詳細
このセクションには、ページのステータス、ページを構成するサイトマップ、ページにアクセスしたクローラー、Google が最後にクロールした日付、ページの正規 URL に関する情報などが含まれます。
詳細 | 説明 |
|---|---|
インデックスカバレッジ | ページが検索結果に表示されるかや、ページに問題があるかに関する情報が表示されます。ステータスに関する詳細はこちら |
サイトマップ | ページが一覧表示されているサイトマップの URL。 |
クローラタイプ | Google がこのページのクロールに使用した主要なウェブクローラのタイプ。 たとえば、Googlebot Desktop はサイトにアクセスする PC ユーザー、Googlebot Smartphone はモバイル端末からのユーザーに関するシミュレーションを行います。Google クローラーに関する詳細はこちら |
最後に Google がクロールした日時 | Google のウェブクローラーがこのページに最後にアクセスした日付。 |
ユーザーが選択した canonical | あなた(サイト所有者)がページに設定した canonical タグ。 |
Google が選択した canonical | Google がこのページ用に選択した canonical URL。URL が予期したものでない場合は、このページのインデックス登録をリクエストすることができます。 |
リッチリザルトレポート
このセクションには、あなたのページで利用可能なリッチリザルトの種類に関する情報が表示されます。これらのリッチリザルトは、ページの構造化マークアップに基づいて作成されます。また、このセクションには、ページのマークアップの問題点(検索エンジンにおけるリッチリザルトの表示を妨げる可能性のあるもの)も表示されます。
Wix は、サイトの一部のページにデフォルトでプリセットのマークアップを追加します。たとえば、Wix ストアの商品ページには、ページに商品が含まれていることを Google に伝えるためのマークアップが追加されます。マークアップには、Google が検索結果に含めることができる商品の関連情報も含まれます。
インデックスのステータスについて
インデックスステータスは、Google がページをインデックスして検索結果に表示できるかどうかを示します。ステータスには、「有効」、「無効」、「警告」、「除外」、「未特定」の 5つのカテゴリーがあります。
レポートに表示されるステータスの詳細については、以下の該当するセクションをご覧ください。
有効ステータス
ステータスが有効なページはインデックスに登録され、検索結果に表示されます。
重要:
ステータスが有効であっても、ページが検索結果に表示されるかどうかは保証されません。たとえば、ページが重複している場合や、Google の品質とセキュリティに関するガイドラインに準拠していない場合などが当てはまります。
表示される可能性のある有効ステータスは下記の通りです:
ステータス | 説明 |
|---|---|
有効 - ページはインデックスされています | Google がこのページをクロールしてインデックスに登録し、検索結果に表示されるようになりました。 |
有効 - ページはインデックスされていますが、問題があります | このページはインデックス登録されていて、検索結果に表示される可能性があります。ただし、表示に影響を及ぼす可能性のある問題がいくつか存在します。たとえば、ページの構造化マークアップに問題がある場合は、リッチリザルトとして表示されない可能性があります。 |
有効 - インデックス済み(サイトマップで未送信) | このページはサイトのサイトマップに含まれていませんが、Google によりインデックスされました。そのため、検索結果に表示されることがあります。 |
無効ステータス
ステータスが無効なページはインデックスされず、Google 検索結果にも表示されません。サイトのページにエラーがある場合、以下のステータスが表示されることがあります:
ステータス | 説明 |
|---|---|
サーバーエラー(5xx) | このエラーは、ウェブページへのリクエストが失敗した場合に発生します。Google がこのページへのアクセスをリクエストしましたが、ページが利用できなかったことを意味します。サーバーエラーは、Googlebot がページにアクセスしようとしたが、リクエストのタイムアウト、サーバーの過負荷、またはサーバーのダウンが原因で失敗した場合に発生します。 |
リダイレクトエラー | これは、Google がリダイレクトエラーを検出したことを意味します。たとえば、Google がリダイレクトループを検出したか、リダイレクト先に無効なリンクを検出した可能性があります。 ヒント:Lighthouse などのデバッグツールを使用して、問題に関する詳細情報を取得することができます。 |
送信済み(robots.txt によりブロック) | これは、インデックス登録のために送信したページが、サイトの robots.txt ファイルにおいて、検索結果に表示したくないページとしてマークされていることを意味します。このページを Google がインデックス登録できるようにするには、robots.txt ファイルを編集して、このページのインデックス登録を Google に再度リクエストする必要があります。 |
送信済み(noindex タグが追加) | 「noindex」タグは、検索結果に表示されないようにするために、ページの HTML コードに追加できるメタタグです。ただし、このエラーメッセージが表示されたとしても、必ずしも HTML コードに「noindex」タグが記述されているとは限りません。このエラーを修正する方法はこちら |
送信済み(ソフト 404) | ソフト 404 エラーは、Google が想定していたページを見つけられなかったことを意味します。最近ページが削除されたか、ページにコンテンツがない可能性があります。 |
送信済み(未承認のリクエスト 401) | これは、インデックス登録をリクエストした後、Google がこのページにアクセスしようとした際にブロックされたことを意味します。これは、 パスワードで保護されたページや、サイト会員エリアのプライベートページなどで発生します。 このページをインデックスに登録したい場合は、ページを公開してインデックス登録をリクエストする必要があります。 |
送信済み(見つかりませんでした 404) | これは、URL をインデックス登録のために Google に送信したが、ページが存在せず、Google がこのページを見つけることができなかったことを意味します。たとえば、ページを削除したり、ページの URL を変更したりした後に発生することがあります。 |
送信済み(アクセス禁止 403) | これは、特定の URL をインデックス登録のために Google に送信した後、Google がクロールしようとした際にブロックされたことを意味します。これは、 パスワードで保護されたページや、サイト会員エリアのプライベートページなどで発生します。 このページをインデックスに登録したい場合は、ページを公開してインデックス登録をリクエストする必要があります。 |
送信済み(他の 4xx の問題によりブロック) | これは、このページを送信した後に Google がこのページにアクセスしようとしたところ、上記の問題ではカバーされていない他のサーバーの問題が見つかったことを意味します。 |
警告ステータス
ステータスが「警告」のページには、Google がそのページをインデックスに登録したかどうかを示す問題が表示されます。これは、ページが検索結果に表示されない可能性があることを意味します。ページがインデックスに登録されるかどうかは、ページ固有の警告ステータスによって異なります。
ステータス | 説明 |
|---|---|
インデックス済み(robots.txt によりブロック) | これは、サイトの robots.txt ファイルで Google にインデックス登録しないよう指定したにも関わらず、Google がこのページをクロールしてインデックス登録したことを意味します。これは、他のユーザーが別のサイトでこのページにリンクを貼った場合などに発生します。 このページをインデックス登録したくない場合は、ページの robots メタタグ内に「noindex」の指示を追加することができます。 このページをインデックス登録したい場合は、サイトの robots.txt ファイルを更新してください。 注意:Wix では、フォームページやカレンダーページといった特定のページをサイトに追加すると、デフォルトで「noindex」タグが追加されます。 |
インデックス済み(コンテンツなし) | これは、Google がページをインデックスに登録したが、ページのコンテンツを読み取ることはできなかったことを意味します。 |
除外ステータス
レポートに除外ステータスが表示されていても、必ずしも心配する必要はありません。
それは、サイト上のすべてのページをインデックス登録する必要はないためです。たとえば、検索エンジンは、Wix ブログのアーカイブページやブログのタグページなど、特定のページをインデックス登録しないことを推奨しています。Wix は、これらのページについて、検索エンジンによるインデックス登録を防ぐため、デフォルトで robots メタタグに「noindex」タグを自動で追加します。
また、Google がクロールしたものの、検索結果にインデックスしないことを決定したページについては除外ステータスが表示される場合があります。たとえば、あるページについて「以前にインデックスされたページと重複している」と Google が判断した場合、このようなことが起こる可能性があります。
ステータス | 説明 |
|---|---|
noindex タグにより除外 | これは、Google がページをインデックス登録しようとした際、ページの robots メタタグに「noindex」の指示が見つかったことを意味します。このページをインデックス登録したい場合は、ページの robots メタタグまたはサイトの SEO 設定に「noindex」の指示がないことを確認し、検索エンジンがあなたのサイトをインデックス登録することを許可していることを確認してください。 |
ページ削除ツールによりブロック | これは、ページが現在 Google への URL 削除リクエストによりブロックされていることを意味します。このブロックは最大 90 日間有効です。その後、Google がページを再度インデックスする場合があります。 |
robots.txt によりブロック | インデックス登録のために送信したページが、サイトの robots.txt ファイルで検索結果に表示したくないページとしてマークされています。 このページをインデックス登録したい場合は、robots.txt ファイルを編集して、Google にインデックス登録をリクエストしてください。 逆に、このページをインデックス登録したくない場合は、ページの robots メタタグを編集して、「noindex」の指示を追加してください。 |
未承認のリクエスト 401 のためブロック | これは、Google がこのページをクロールしようとした際にブロックされたことを意味します。これは、 パスワードで保護されたページや、サイト会員エリアのプライベートページなどで発生します。 このページをインデックスに登録したい場合は、ページを公開してインデックス登録をリクエストする必要があります。 |
クロール済み - インデックス未登録 | このステータスは、Google がこのページをクロールしたものの、現時点で検索結果用にはインデックス登録しないことを決定したことを意味します。将来的にインデックスされる場合とされない場合があります。 ヒント:これらのページを検索結果に表示したい場合は、インデックス登録をリクエストすることができます。 |
検出 - インデックス未登録 | このステータスは、Google がこのページを検出したものの、現時点で検索結果用にはクロールしないことを決定したことを意味します。これは通常、Google がこのページをクロールするとサイトに過負荷がかかると判断し、クロールのスケジュールを後で変更したために発生します。 ヒント:これらのページを検索結果に表示したい場合は、インデックス登録をリクエストすることができます。 |
代替ページ(適切な canonical タグあり) | これは、Google がこのページをクロールした結果、正規ページの重複版であると判断されたことを意味します。正規ページは Google によって正しく認識されているため、特に何もする必要はありません。 |
重複(ユーザーが選択した canonical なし) | これは、Google がこのページをクロールし、別のページと重複していると判断しましたが、どのページ URL も 正規ページとして指定されていなかったことを意味します。この場合は、canonical URL を更新して正規ページであることを指定することで、Google にインデックス登録することができます。 |
重複(Google がユーザーと異なる canonical を選択) | これは、あなたが複数のページを正規ページとして指定し、Google によってページ内容が非常に類似していると判断され、1つのページみがインデックス登録されたことを意味します。 また、これは複数の URL からアクセスできるページが 1つあり、Google がインデックス登録に 1つのページのみを選択したことを意味している場合もあります。 このエラーが発生しているページが、別のページのコピーではないか(または非常に類似したコンテンツではないか)確認してください。 代わりにこのページをインデックスに登録するには、もう一方のページの canonical URL を更新して、重複していることを示す必要があります。 |
見つかりませんでした(404) | これは、Google がクロール中にこのページの URL を見つけることができなかったことを意味します。これは、ページを削除したり、ページの URL を変更してから 301 リダイレクトを作成していなかった場合などに発生します。 |
リダイレクトがあるページ | Google がこのページをクロールし、別のページへのリダイレクトであることが判明したため、検索結果でインデックスを作成しないことを決定しました。 |
ソフト 404 | これは、Google がクロール時に想定していたページを見つけられなかったことを意味します。最近ページが削除されたか、ページにコンテンツがない可能性があります。 |
重複(送信された URL が canonical として未選択) | これは、インデックス登録をリクエストし、Google によってこのページが重複するページの 1つであると判断され、正規ページとして見なされなかったことを意味します。そのため、Google は別のページを正規ページとしてインデックス登録しています。 代わりにこのページをインデックスに登録するには、もう一方のページの canonical URL を更新して、重複していることを示す必要があります。 |
アクセス禁止(403)のためブロック | これは、Google がこのページをクロールしようとした際にブロックされたことを意味します。これは、 パスワードで保護されたページや、サイト会員エリアのプライベートページなどで発生します。 このページをインデックスに登録したい場合は、ページを公開してインデックス登録をリクエストする必要があります。 |
他の 4xx 問題のためブロック | Google はこのページをクロールしようとしましたが、上記の問題ではカバーされていない他のサーバーの問題が見つかりました。 |
Google に認識されていません | URL がまだ Google に認識されていません。新しいページであるか、リンクがないことが原因である可能性があります。 |
未特定ステータス
未指定のステータスは、Google がこのページで利用できる情報がないことを意味します。
まだサポートが必要な場合
サイトまたはページが引き続きインデックス登録されない場合は、こちらのヘルプセンター記事をご覧ください。
リッチリザルトのステータスについて
リッチリザルトのステータスでは、あなたのサイトページが検索結果のリッチリザルトとして表示されるかについての情報を確認することができます。これは、HTML 内に構造化マークアップが記述されているかどうかで決まります。
このセクションには、ページのマークアップに関して発生している問題も表示されます。これらの問題により、検索エンジンがページのリッチリザルトを検索結果に表示できない可能性があります。
重要:
Google では、すべてのタイプのリッチリザルトがサイト点検に対応しているわけではありません。サポートされていないタイプの構造化マークアップを含むページでも、検索結果にリッチリザルトが表示される場合があります。
以下の表では、レポートに表示される可能性のあるさまざまなリッチリザルトのステータスについて説明しています。
ステータス | 説明 |
|---|---|
有効 | リッチリザルトの対象であり、Google 検索結果に表示される可能性があります。ページのマークアップに、必要なすべての必須データとオプションのデータが含まれています。 |
オプション修正 | リッチリザルトは Google 検索結果に表示されますが、ページのマークアップに追加できるオプションのデータを使用して改善することができます。オプションの修正の例としては、オプション値の欠落や無効、重要ではないプロパティのエラー、マークアップ内の非推奨のプロパティなどがあります。 |
問題あり | ページのマークアップに必要なデータが不足しているため、リッチリザルトが Google 検索結果に表示されません。指摘のあるマークアップには少なくとも 1 つのエラーがあり、警告が含まれる場合もあります。構造化マークアップのよくある問題に関する詳細はこちら |
未特定 | このステータスは、現在 Google がページについて利用できる情報がないことを意味します。これは、レポートの時点で Google がページを取得できなかったか、リッチリザルトをテストできなかったために発生します。 |
データなし | このステータスは、ページにマークアップがない、またはページがインデックスに登録されておらず Google に情報がないことを意味します。 |
対象となるリッチリザルトの種類に関する詳細は下記をご覧ください:

