CMS:データセットモードとコレクションのアクセス権限を操作する

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データセットモードを使用して、データセットに接続された要素がコレクションの読み取り、書き込み、またはその両方を実行できるよう制御することができます。コレクションの権限とプライバシー設定から、コレクションで特定のアクションを実行できるユーザーを決定します。

データセットモード

データセットモードは、接続された要素とコレクション間で実行できるアクションを決定します。

データセット設定から、以下のデータセットモードを選択できます:
  • 読み取り専用:ページ上の要素は、コレクションからコンテンツを読み取って表示することができます。サイト訪問者は、コレクション内のコンテンツに変更を加えることはできません。
  • 書き込み専用:ページの要素にコレクションのコンテンツを表示することはできません。訪問者はユーザー入力要素送信ボタンを操作してコレクションにコンテンツを追加できます。ただし、訪問者はコレクション内のコンテンツを編集することはできません。
  • 読み取り & 書き込み:ページ上の要素は、コレクションからコンテンツを読み取って表示することができます。訪問者は、ユーザー入力要素と送信ボタンを操作して、コレクションのコンテンツを追加または編集することができます。
データセットモード

コレクションの権限

コレクションの権限とプライバシーを設定して、保存するコンテンツの種類と、そのコンテンツを閲覧・編集できるユーザーを制御します。

下記のプリセットコレクションのアクセス権限から選択します:
  • 公開:誰でもこのコレクションのコンテンツを閲覧できます。このオプションは、表示したい独自のコンテンツを持つコレクションに使用します。
  • フォームの回答:このコレクションには、誰でもデータを送信できます。このアクセス権限は、ユーザー入力を保存するコレクションに対して選択します。
  • カスタム:このコレクションのカスタム権限を作成します。このオプションでは、他の権限が該当しない場合に、特定の権限を設定することできます。
  • 非公開:プライベートデータコレクションのコンテンツはサイトには表示されません。サイト管理者のみがこのコレクションのデータにアクセスできます。このアクセス許可は、サイト管理者のみが閲覧できるデータを保持するコレクションに対して選択します。
  • メンバーが作成:会員のみがこのコレクションにコンテンツを送信したり、このコレクションのコンテンツを変更できます。この権限は、ユーザーが編集できるユーザー入力を保存するコレクションに対して選択します。
  • メンバー限定:会員のみがこのコレクションのデータを閲覧できます。このアクセス権限は、サイトの会員だけが利用できるデータを保存するコレクションに対して選択します。
  • メンバーの回答:会員のみがこのコレクションにデータを送信できます。このアクセス権限は、サイト会員のユーザー入力のみを保存するコレクションに対して選択します。
「権限・プライバシー」タブ

ここに、ユーザーのコメントを保持するコレクションがあるとします。誰でもコメントを読むことはできますが、コメントを追加できるのはサイト会員のみです。そのために、コメントを保存するためのコレクション、入力要素から構成されたフォーム、およびコメントを表示するためのテーブルを使用します。

まず、コレクションの権限を「メンバー生成コンテンツプリセットに設定します。このプリセットでは誰でもコレクションのコンテンツを閲覧できますが、コンテンツを作成できるのはサイト会員のみで、自分で作成したコンテンツを更新および削除できるのもサイト会員に限られます。

次にページ要素を追加して、データセットコネクタモード設定を定義します。
  • ページコンテンツ:コメントを入力するためのフォームです。
  • データセットモード:書き込みが可能です。ページで実行できる操作を新しいコンテンツの追加に制限します。
  • コレクションのアクセス権限:コンテンツを追加できるユーザーを、サイト会員の役割を持つユーザーに限定します。

  • ページのコンテンツ:コメントを表示するためのテーブル(表)です。
  • データセットモード:読み取りが可能です。ページで実行できる操作をコレクションコンテンツの読み取りに制限します。
  • コレクションのアクセス権限どのユーザーもコンテンツを読み取ることができ、制限はありません。

コレクションのアクセス権限では、サイト会員も自分で作成したコンテンツを更新・削除することができます。ただし、「読み取り & 書き込み」モードに設定されたデータセットのあるページを作成していないため、これらの権限を利用することはできません。

ただし、フォームを使用すれば、ページ上のデータセットを「読み取り & 書き込み」に変更できます。ユーザーがクリックして自分のコメントへのアクセス、削除、編集ができるよう、通常はボタンの形式でページにいくつかの機能を追加する必要があります。ユーザーがライブサイトコンテンツを管理できるようにする方法はこちら

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