CMS:データセットモードとコレクションの権限を操作する

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サイトの動的コンテンツを管理するには、データセットモードとコレクションの権限を理解することが重要です。これらのオプションを適切に設定することで、要素が CMS(コンテンツ管理システム)に正しく接続され、機能性とデータの安全性を備えたページを作成することができます。動的コンテンツを表示する場合でも、訪問者から回答を収集する場合でも、データセットモードとコレクションの権限がどのように機能するかを知っておくことが大切です。

データセットモードは、要素がコレクションのコンテンツとどのように相互作用するかを制御します

データセットモードでは、データセットに接続された要素が、コレクションからコンテンツを読み取ることができるか、コレクションにコンテンツを書き込むことができるか、またはそれらの両方ができるかを制御することができます。つまり、テキスト、画像、ボタンなどのページ要素が、コレクションのコンテンツとどのように相互作用するかを指定することができます。
データセットモードが、「読み取り・書き込み」に設定されている様子を示したスクリーンショット。

コンテンツを表示するための「読み取り」モード

読み取り」モードでは、データセットに接続された要素は、コレクションからコンテンツを読み取って表示することができます。サイト訪問者はコレクションのコンテンツを表示することはできますが、コンテンツに変更を加えることはできません。これは、ページにコレクションのコンテンツを表示したい場合に最適です。

コンテンツを収集するための「書き込み」モード

書き込み」モードでは、データセットに接続された要素は、コレクションのコンテンツを表示することはできません。代わりに、訪問者はユーザー入力要素と送信ボタンを使用して、コレクションにコンテンツを追加することができます。これは、カスタムフォームにユーザー入力要素を追加して、訪問者が回答を送信できるようにしたい場合に最適です。

コンテンツを表示・収集するための「読み取り・書き込み」モード

読み取り・書き込み」モードでは、データセットに接続された要素は、コレクションのコンテンツを表示および変更することができます。訪問者は、コレクションのコンテンツを表示し、ユーザー入力要素を使用してコンテンツを追加または編集することができます。

これは、異なる目的で使用する要素を、同じデータセットに接続したい場合に便利です。たとえば、このモードでは、1つのデータセットに、コレクションにコンテンツを送信するための要素と、コレクションのコンテンツを表示するための要素(例:テキスト、リピーター、テーブルなど)を接続することができます。

また、「読み取り・書き込み」モードは、動的アイテム管理ページのように、サイト会員がコレクションのコンテンツを表示・編集できるページを作成したい場合にも適しています。

コレクションの権限は、ライブサイトからコレクションのコンテンツにアクセスできるユーザーを制御します

コレクションの権限では、ライブサイトからコレクションのコンテンツを表示・管理できるユーザーを制御することができます。これにより、データの安全性を確保し、許可されたユーザーのみがコンテンツにアクセスできるようになります。また、コレクションの権限は、接続されたデータセットが、コレクションのコンテンツに対して実行できる内容も定義します。
ヒント:
コレクションの権限では、サイト所有者と共同管理者は、常に「管理者」とみなされます。つまり、サイト所有者および共同管理者として招待されたユーザーは、ライブサイトからいつでもコレクションのコンテンツを表示、追加、更新、削除することができます。

適切なオーディエンスにコンテンツを表示する

ユーザーが、ライブサイトのコレクションのコンテンツを閲覧できるようにするには、コレクションの権限で「コンテンツを表示」を選択します。

次に、ライブサイトのコンテンツを表示できるユーザーを指定します:
  • すべての訪問者:すべてのサイト訪問者がコンテンツを閲覧できます。
  • メンバー限定:サイト会員のみがコンテンツを閲覧できます。
ユーザーがコンテンツを表示できるよう、コレクションの権限を設定している様子を示したスクリーンショット。

サイト訪問者からコンテンツを収集する

訪問者がライブサイトからコレクションにコンテンツを追加できるようにするには、コレクションの権限で「コンテンツを収集」を選択します。これは、訪問者がユーザー入力要素を使用して、回答をコレクションのアイテムに追加できるようにしたい場合に便利です。

ライブサイトからコンテンツを追加できるようにしたいユーザーを選択します:
  • すべての訪問者:すべてのサイト訪問者がコンテンツを追加できます。
  • メンバー限定:サイト会員のみがコンテンツを追加できます。

次に、ライブサイトのコンテンツを表示できるユーザーを指定します:
  • 管理者:サイト所有者と共同管理者のみがコンテンツを閲覧できます。
  • メンバー限定:管理者とサイト会員のみがコンテンツを閲覧できます。
  • すべての訪問者:すべてのサイト訪問者がコンテンツを閲覧できます。
コンテンツを収集できるよう、コレクションの権限を設定している様子を示したスクリーンショット。
ヒント:
訪問者が既存のコレクションアイテムのフィールド値を更新できるようにしたい場合は、「カスタム」の権限を選択し、該当する役割横の「更新」チェックボックスを選択してください。

カスタムの権限を設定する

ライブサイトからコレクションのコンテンツを表示、追加、更新、または削除できるユーザーを役割ごとに細かく制御するには、「カスタム」の権限を選択します。

各役割に対して該当する権限を選択します:
  • 管理者:サイト所有者と共同管理者は、常にライブサイトからコンテンツを表示、追加、更新、削除できます。この設定は変更できません。
  • アイテムの作成者:ユーザーは、自身で作成したコレクションのアイテムを管理できます。
  • メンバー限定:これは、すべてのサイト会員に適用されます。
  • すべての訪問者:これは、すべてのサイト訪問者に適用されます。

役割ごとに、以下の権限から選択します:
  • 表示:ユーザーは、ライブサイトからコレクションのコンテンツを表示できます。
  • 追加:ユーザーは、コレクションのコンテンツを新しいアイテムとして追加し、新しいアイテムのフィールド値を追加できます。この場合、訪問者が既存のコレクションアイテムのフィールド値を調整することはできません。
  • 更新:ユーザーは、既存のコレクションアイテムと、既存のアイテムのフィールド値を更新できます。この場合、訪問者がコレクションに新しいアイテムを追加することはできません。
  • 削除:ユーザーは、コレクションから既存のアイテムとフィールド値を削除できます。
ヒント:
訪問者が既存のコレクションアイテムのフィールド値を更新できるようにしたい場合は、該当する役割横の「更新」チェックボックスを選択してください。
「カスタム」の権限を選択し、役割ごとに権限を設定している様子を示したスクリーンショット。

よくある質問

データセットモードとコレクションの権限に関するよくある質問と回答については、以下をクリックしてください。

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