CMS:コレクションの構造を理解する
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Wix の CMS(コンテンツ管理システム)を使用すると、サイトのコンテンツを効率的に管理することができ、ウェブサイト全体でコンテンツを動的に作成、格納、表示することができます。CMS コレクションの構造について理解することで、Wix サイトのコンテンツの整理、容易な管理、動的な表示を確実に行うことができます。
コレクションの仕組み
CMS で、コレクションはコンテンツを格納するデータベースのようなものです。各コレクションには、フィールドとそのタイプを定義する特定の構造があります。ページにデータセットを追加すると、コレクションで定義されたフィールドのみが含まれます。この設定により、コンテンツを整理し、サイト上で動的に表示することが可能になります。
定義済みフィールドのメリット
コレクションの定義済みフィールドは、以下のような役割を果たします:
- ページ要素を接続する:データセットを使用して、簡単にページ要素をコレクション内のフィールドに接続できます。定義された構造の一部であるフィールドのみをリンクすることができるので、互換性と機能を保証します。
- 動的 URL を作成する:動的ページ用の URL を作成する際は、定義された構造のフィールドのみを使用できます。これにより、一貫性を維持し、エラーを回避することができます。
未定義のフィールド
未定義のフィールドとは、コレクションには表示されるけれども、定義された構造の一部ではないフィールドを指します。これは、サイトの以前のバージョンを復元した場合に発生します。この場合、古い構造は復元されますが、コンテンツはそのままで、フィールドが未定義になります。これらのフィールドには、定義する必要があることを示す、「警告」アイコン が表示されます。
未定義のフィールドを定義する方法:
- サイトダッシュボードの「CMS」にアクセスします。または、エディタ内で「CMS」 をクリックし、「あなたのコレクション」をクリックします。
- 該当するコレクションをクリックします。
- 未定義のフィールド名の横に表示される「警告」アイコン にマウスオーバーします。
- 「フィールドを定義」をクリックします。
- 「フィールドタイプ」の横にある「タイプを変更」をクリックします。
- フィールドに保存しているデータに適切なフィールドタイプを選択します。
- 「フィールドタイプを変更」をクリックします。
- 「保存」をクリックします。

注意:
フィールド ID は、未定義のフィールドが作成されると自動的に定義されるもので、変更することはできません。
Velo by Wix および未定義フィールド
Velo by Wix を使用する場合、Data API を使用して、既存のフィールドに属していないコンテンツを追加することができます。(英語)これにより、コレクションに新しいフィールドが作成されますが、未定義のままになります。これらのフィールドをデータセットで使用するには、フィールドタイプを選択して定義する必要があります。上記の手順を参照してください。
エラーを修正してサイトの編集履歴を復元する
サイト編集履歴からサイトを復元すると、そのページとデザインが以前のバージョンに戻ります。これは動的ページとそのレイアウトにも適用されます。ただし、CMS コレクションのコンテンツとデータ構造(スキーマ)は、サイトを復元しても元には戻りません。これにより、フィールドが未定義になる可能性があります。必要であれば、コレクションのアイテムは、CMS のバックアップ機能を使用して以前のバージョンに復元することができます。
また、サンドボックスコレクションがライブコンテンツと同期されていない場合は、404 エラーが発生する可能性があります。この問題を回避するには、ライブコンテンツとサンドボックスコンテンツを同期していることを確認します。