サイトパフォーマンス:テキストを最適化する
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サイトのテキストを最適化すると、訪問者により快適な閲覧環境を整えておくことができます。フォントの種類、効果、書式設定はサイトのパフォーマンスに影響を与える可能性があるため、重要な情報を機能的に表示できるよう、弊社のガイドラインに準拠することをおすすめします。
この記事では、サイトのテキストを最適化する方法について説明します:
ヒント:
スクロールなしで閲覧できる画面領域に重要度の高いテキストを配置すると、訪問者がそのコンテンツを読んでいる間に残りのサイトデータを読み込ませることができます。
フォントの種類について
サイトの読み込み速度とパフォーマンスは、使用するフォントの種類やダウンロードの必要性によって異なります。サイト全体で使用できるフォントには、以下の 3種類があります:
- システムフォント:これは、あなたや訪問者のほとんどのデバイスにプリインストールされている標準的なフォントです。システムフォントは、ダウンロードすることなく訪問者のデバイスに表示されるため、サイトのパフォーマンスに影響を与えることはありません。
- カスタムフォント:これは、サードパーティからインストールし、その後 Wix サイトにアップロードして表示に使用するフォントです。カスタムフォントは、個性的で他のサイトと差別化を図るのには適していますが、訪問者が表示するにはサーバーからダウンロードする必要があるため、サイトのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。
- Wix で利用可能なフォント:Wix では、サイトを構築・編集するためのさまざまなフォントを提供しています。これらの中には、システムフォントもあればカスタムフォントとして機能するものもあり、使用するフォントによってサイトの読み込み速度が異なってきます。
まとめ:
- システムフォントは、デバイスのシステム内にすでに存在するため、結果的にカスタムフォントよりも速く表示されます。したがって、サイトの読み込みに必要なリクエスト数が減り、帯域幅を節約することができます。
- システムフォントは、サイトの読み込み速度への影響が少ないため、可能な場合はカスタムフォントの代わりにシステムフォントを使用することをおすすめします。
サイトで使用するフォントの数について
複数の異なるフォントとフォントの種類をサイト全体に使用すると、読み込み速度と全体的なパフォーマンスに影響を与える可能性があります。
システムフォントをページに表示するのにダウンロードは必要ありませんが、カスタムフォントを表示するには、そのフォントをサーバーからダウンロードする必要があります。また、カスタムフォントごとにダウンロードの速度も異なるため、サイトの読み込みにさらに影響を及ぼす可能性があります。
そのため、ページのフォント数(システムフォントとカスタムフォントを合わせた数)は、3種類以下にとどめておくことをおすすめします。これにより、サイトがスムーズに表示されるようになります。また、フォントや色に一貫性を持たせることで、サイト全体に統一感を与え、よりプロフェッショナルな見た目にすることができます。
フォントの書式設定とアニメーションについて
太字などのフォントの太さ、および下線や斜体などのフォントの書式も、サイトの読み込み速度に影響を与える可能性があります。とくに、フォントの太さは特定の目的にのみ使用し、1ページに使用する太さの数は 3種類以内にとどめるようにしてください(その他に目立たせたい箇所がある場合は、テキストをハイライトするなど、別の方法を使用してください)。
また、アニメーションが実装されたテキストは、テキストの視認性や SEO に影響を与える可能性があります。これは、アニメーション付きのテキストは、検索エンジンが読み取ることができないためです。サイトのコンテンツには通常のテキストを使用し、スクロールなしで閲覧できる画面領域には、できるだけアニメーションを使用しないようにすることをおすすめします。
テキスト画像について
画像で表示されるテキストの使用はできるだけ避けてください。データの読み込み中にテキストの画像がぼやけて表示され、自動翻訳によるデータの取得や検索エンジンによるクロールが正しく行われなくなる可能性があります。サイトパフォーマンスと SEO を維持するためにも、サイト全体にはできるだけ通常のテキストを使用するようにしてください。
ヒント:
テキスト画像を使用する必要がある場合は、画像に代替テキストを追加することをおすすめします。これにより、検索エンジンとスクリーンリーダーが、画像に追加されたテキストを「読む」ことができるようになります。
Wix Studio エディタのデフォルトのフォント
注意:
この機能は Wix Studio エディタでのみご利用いただけます。
Wix Studio エディタで重いカスタムフォントを使用している場合、デフォルトのフォントを有効にすることができます。デフォルトのフォントはより速く読み込まれ、カスタムフォントがバックグラウンドでダウンロードされている間に一時的にライブサイトに表示されます。
デフォルトのフォントは、サイトの LCP(最大視覚コンテンツの表示時間)を減らすことでページのパフォーマンスを最適化し、コアウェブバイタルと Google 検索ランキングを向上させる可能性があります。さらに、テキストコンテンツをより速く表示することで、訪問者のサイト閲覧中の体験を向上させることができます。デフォルトのフォントを有効にする方法はこちら
参考:
- デフォルトのフォントを使用すると、スクロールせずに見える範囲がテキスト要素の場合、読み込み時間を改善します。
- デフォルトのフォントを有効にすると、フォント表示 CSS 記述子に「入れ替え」値が追加されます。この記述子は、フォントがダウンロードされて使用できる状態になったタイミングに基づいて、フォントの表示方法を決定します。
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