サイトパフォーマンス:ページをキャッシュして読み込み速度を最適化する
6分
この記事内
- キャッシュの仕組み
- 訪問者に表示されるキャッシュのバージョン
- キャッシュとサイトパフォーマンスの指標
- サイトページのキャッシュを有効または無効にする
- サイト全体のパフォーマンス設定を調整する
- よくある質問
サイトページをキャッシュして、読み込み時間を短縮することができます。ページがキャッシュされると、そのコンテンツやパーツが各訪問者に始めからレンダリングされることがなくなり、ほとんどの訪問者により速く読み込める保存済みの(キャッシュ済みの)バージョンのページが表示されるようになります。キャッシュは、ほぼすべてのサイトページで自動的に有効になります。必要に応じて、個々のページのキャッシュの設定を手動で調整することができます。
キャッシュの仕組み
キャッシュは、コンテンツデリバリネットワーク(CDN)に保存されるページのバージョンが一時的に保存される場所です。Wix はサーバーサイドレンダリング(SSR)を使用して、これらのキャッシュされたバージョンを作成します。
訪問者が初めてページをリクエストすると、Wix は自動的にページをキャッシュします。その後の訪問者は、CDN から保存されたバージョンを受け取ります。これにより、ページの要素やアセットを最初から読み込む必要がなくなります。
キャッシュされたバージョンは通常、最大 1週間保存されます。1週間が経過すると、キャッシュがクリアされ、ページが CDN から削除されます。訪問者が次にページを読み込むと、再度キャッシュされます。ページキャッシュは、サイトを公開するたびにクリアされます。
訪問者に表示されるキャッシュのバージョン
訪問者の地理的な場所、デバイスの種類、およびその他のパラメータに基づいて、同じページの異なるキャッシュのコピーが作成されることがあります。
訪問者がページを読み込むと、そのページの特定のパラメータに対してキャッシュされたバージョンが作成されます。同じパラメータを持つ今後の訪問者には、キャッシュされたバージョンが表示され、読み込み時間が短縮されます。異なるパラメータを持つ訪問者は、その特定のパラメータを持つ今後の訪問者に最適化された新しいキャッシュバージョンを作成します。
キャッシュとサイトパフォーマンスの指標
ページがキャッシュされると、LCP(最大視覚コンテンツの表示時間)や FCP(視覚コンテンツの初期表示時間)などの指標を含め、サイト全体のパフォーマンスが向上します。これにより、サイトのコアウェブバイタルのスコアや検索結果全体のランキングを向上させることができます。
サイトの大部分はすでに Wix のサーバーが読み込んでいるため、訪問者のデバイスでそれほど多くの処理が行われることはありません。また、サイトは地理的に最も近い CDN からデバイスにレンダリングされるため、より読み込み時間が短縮されます。
サイトページのキャッシュを有効または無効にする
キャッシュはほとんどのページで自動的に有効になりますが、必要に応じてページごとにキャッシュの設定を制御することができます。たとえば、外部ソースからデータを取得するページや、頻繁に変化する情報を表示するページのキャッシュを無効にすることができます。
Wix エディタ
Wix Studio エディタ
- エディタに移動します。
- エディタ左側で「ページ・メニュー」
をクリックします。
- 該当するページにマウスオーバーし、「その他のアクション」アイコン
をクリックします。
- 「設定」をクリックします。
- 「詳細設定」をクリックします。
- 「このページのキャッシュを手動で制御する」トグルをクリックして、実行す操作を選択します:
- 有効:このページのキャッシュを手動で制御できます。
- ページのキャッシュをリセットする頻度を選択:ドロップダウンメニューからページのキャッシュがリセットされる頻度を選択するか、「なし(キャッシュを無効にする)」を選択して、ページが完全にキャッシュされないようにします。
- 無効:ページは自動的にキャッシュされます。
- 有効:このページのキャッシュを手動で制御できます。

サイト全体のパフォーマンス設定を調整する
サイトのパフォーマンス設定を調整して、読み込み時間を改善し、サイト訪問者に最適なエクスペリエンスを提供しましょう。デフォルトでは、SWR(stale while revalidate)が有効になっているため、サイト訪問者にはキャッシュされたコンテンツが表示され、最新のデータがバックグラウンドで取得され、今後使用するためにキャッシュに保存されます。
サイトをアップグレードしている場合は、SWR を無効にして、キャッシュされたデータの代わりに新しいコンテンツをサイトに読み込むことができます。
また、CDN キャッシュからすべてのページを消去して、次のサイト訪問者にキャッシュされたデータの代わりに新しいコンテンツを提供することもできます。
サイト全体のパフォーマンス設定を調整する方法:
- サイトダッシュボードの「設定」にアクセスします。
- 検索バーに「サイトのパフォーマンス設定」と入力し、検索結果から目的の設定を選択します。
- 次に実行する内容を選択します:
- SWR を有効にして更新中にキャッシュされたコンテンツを表示する:「SWR を有効にして更新中にキャッシュされたコンテンツを表示」トグルをクリックして、ライブサイトのデータの読み込み方法を変更します:
- 有効:バックグラウンドで新しいデータを取得しながら、キャッシュされたコンテンツを表示します。訪問者にはより素早くコンテンツが表示され、更新情報は今後のリクエストに合わせて取得されます。
- 無効:新しいデータが取得されている間、キャッシュされたコンテンツは表示されません。
- CDN キャッシュからすべてのページをクリアする:「サイトキャッシュをクリアする」をクリックして、CMS からキャッシュされたページを削除します。
注意:キャッシュをクリアした後の最初の訪問者には、読み込み時間が少しかかる場合があります。
- SWR を有効にして更新中にキャッシュされたコンテンツを表示する:「SWR を有効にして更新中にキャッシュされたコンテンツを表示」トグルをクリックして、ライブサイトのデータの読み込み方法を変更します:

よくある質問
ページのキャッシュに関するよくある質問と回答については、以下をクリックしてください。
キャッシュを有効にすることができないページはありますか?
キャッシュはコードを含むページにどのように影響しますか?
サイトのキャッシュはどのタイミングでクリアされますか?

