アクセシビリティ:動画と音声にアクセスしやすくする
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サイト訪問者には、視覚、聴覚、またはその両方に障がいがある場合があります。メディアファイル(例:トランスクリプト、オーディオディスクリプションなど)に代替の手段を追加することで、これらの訪問者がより多くの方法でコンテンツにアクセスしてコンテンツを楽しむことができます。
音声のないメディアにテキストの説明を追加する
サイトに音声のない GIF や動画が含まれている場合、視覚障がいのある訪問者がアクセスできないことがあります。
メディアには、開催されるイベントを説明するテキストの説明を追加することをおすすめします。たとえば、この GIF のテキストの説明は次のようになります: 「New」という文字が点滅している太陽の GIF。

これにより、画像読み上げソフト(スクリーンリーダー)が説明を「読み上げ」、訪問者にメディアの内容を知らせることができるため、サイトのアクセシビリティが向上します。メディアのテキスト詳細についてはこちら(英語)
音声ファイルに書き起こしテキストを追加する
サイトにアップロードする音声ファイルには、書き起こしテキストを添付するべきです。これにより、聴覚障がい者や難聴者がこのコンテンツにアクセスして楽しむことができ、アクセシビリティが向上します。
トランスクリプトを文書に書き込み、音声ファイルの下または上にリンクすることで、書き起こしテキストを作成できます。音声ファイルの書き起こしテキスト作成に関する詳細はこちら(英語)

動画にキャプションを追加する
動画にキャプションを追加すると、聴覚や認知に障がいがある訪問者にコンテンツを理解してもらうことができます。
クローズドキャプションには字幕だけではなく、会話以外のサウンドの説明も含まれています。たとえば、下のスクリーンショットのクローズドキャプションには、背景音楽の説明が含まれています。動画キャプションについての詳細はこちらをご覧ください。(英語)

ほとんどの動画ホスティングサイト(YouTube など)には、「クローズドキャプション」という機能があり、視聴者は動画視聴中にキャプションを表示することができます。自分で動画をアップロードする場合は、Amara などの外部動画編集ソフトでキャプションを追加することができます。その他クローズドキャプションを追加可能なソフトウェアはこちら(英語)
ヒント:
キャプションは、動画の中で話されている言語を話せない視聴者にも役立つため、多言語で提供することをおすすめします。
動画にオーディオの説明を追加する
オーディオディスクリプションは、アクセシビリティを向上させるために動画に追加されるオーディオの種類です。視覚に障がいがある訪問者や、音声に依存してサイトのコンテンツを移動して理解している可能性のある訪問者にイベントについて説明します。
オーディオの説明とは、音声を発しない視覚的事象(動き、表情、照明の変化など)の説明を録音したものです。たとえば、天気予報には、「気象予報士が国の北西を指しています」といったオーディオの説明が追加されることがあります。
会話とその他の重要な音声の間にオーディオの説明が追加されるので、聴衆は説明をはっきりと聞くことができます。動画自体にオーディオの説明を追加するか、専用の音声トラックを追加します。オーディオの説明を作成する方法はこちら(英語)
ライブイベントにキャプションを追加する
サイト上で配信するライブイベントには、キャプションを追加することをおすすめします。これにより、耳の不自由な方でも視聴することができます。
サイトのライブイベントにキャプションを追加する方法は 2つあります:
- スクリプト:パフォーマー、ホスト、またはプレゼンターが、あらかじめ決められたスクリプトを使用する場合、このスクリプトをライブ配信に埋め込みます。この方法は、演劇などのイベントでよく使われます。
- ライブ配信:ユーザーまたはソフトウェアプログラムによって、リアルタイムでイベント配信にキャプションを追加します。この方法は、ポッドキャストのライブ録音や授賞式など、スクリプトをほとんど使用しないイベントで使用されます。
Chrome などの一部のブラウザでは、訪問者が自分のデバイスからライブキャプションを有効にすることができます。しかし、イベントを YouTube から配信したい場合は、キャプションを動画に埋め込むか、HTTP POST でキャプションを送信できる StreamText などのソフトウェアを通じて送信する必要があります。