サイトパフォーマンス:ページをキャッシュして読み込み速度を最適化する
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サイトページをキャッシュして、読み込み時間を短縮することができます。ページがキャッシュされると、そのコンテンツやパーツが各訪問者に始めからレンダリングされることがなくなり、ほとんどの訪問者により速く読み込める保存済みの(キャッシュ済みの)バージョンのページが表示されるようになります。
キャッシュはほとんどのページで自動的に有効になりますが、場合によっては手動で有効にする必要があります(例:Velo コードを含むページなど)。
この記事では、以下の項目について説明します:
キャッシュの仕組み
キャッシュはページのバージョンを一時的に保存する場所で、読み込みにかかる時間を短縮します。Wix は SSR(サーバーサイドレンダリング)を使用して、ページを CDN(コンテンツデリバリネットワーク)にキャッシュまたは「保存」します。
ほとんどのサイトページは、最初にユーザーが訪問した際に自動的にキャッシュされます。次回訪問者がそのページを読み込むと、保存されたバージョンが表示されます。これにより、訪問者はページのすべてのパーツやアセットを始めから読み込む必要がなくなります。
通常、キャッシュされたバージョンは、弊社のサーバーに最大 1週間保存されます。この期間が経過すると、ページはクリアされ、CDN から削除されます。ただし、次の訪問者がページを読み込むと、ページは再びキャッシュされます。
訪問者に表示されるキャッシュのバージョン
訪問者の地理的な場所、デバイスの種類、およびその他のパラメータに応じて、同じページの異なるキャッシュコピーが作成されることがあります。
ページがキャッシュされると、最初の訪問者と同じパラメータを共有するその後の訪問者の読み込みが速くなります。次の訪問者がこれらのパラメータを共有していない場合は、通常のバージョンのページが表示されるため、読み込みが速くなることはありません。
ただし、キャッシュにはサイトが訪問される度に新たなバージョンが作られるため、同じパラメータを共有する後の訪問者には、追加で作成されたバージョンが表示されるようになります。
キャッシュとサイトパフォーマンスの指標
ページがキャッシュされると、LCP(最大視覚コンテンツの表示時間)や FCP(視覚コンテンツの初期表示時間)などの指標を含め、サイト全体のパフォーマンスが向上します。これにより、サイトの「ウェブに関する主な指標」のスコアや検索結果全体のランキングを向上させることができます。
サイトの大部分はすでに Wix のサーバーが読み込んでいるため、訪問者のデバイスでそれほど多くの処理が行われることはありません。また、サイトは地理的に最も近い CDN からデバイスにレンダリングされるため、より読み込み時間が短縮されます。
サイトページのキャッシュを有効または無効にする
キャッシュはほとんどのページで自動的に有効になります。ただし、ページキャッシュに問題がないページにカスタムコードがある場合(外部データソースにアクセスしない場合など)、手動で管理することができます。
または、訪問者がページを読み込むたびに外部から取得する必要のあるカスタムコードや情報がページに含まれている場合は、ページが完全にキャッシュされないようにすることもできます。
キャッシュを有効または無効にする方法:
- エディタで該当するページに移動します:
- Wix エディタ:エディタ左側で「ページ・メニュー」 をクリックします。
- Editor X:Editor X 上部の「ページ」 をクリックします。
- ページにマウスオーバーし、「その他のアクション」アイコン をクリックします。
- 「設定」をクリックします。
- 「詳細設定」をクリックします。
- 「このページのキャッシュを手動で制御する」トグルをクリックして、実行す操作を選択します:
- 有効:このページのキャッシュを手動で制御できます。
- ページのキャッシュをリセットする頻度を選択:ドロップダウンメニューからページのキャッシュがリセットされる頻度を選択するか、「なし(キャッシュを無効にする)」を選択して、ページが完全にキャッシュされないようにします。
- 無効:ページは自動的にキャッシュされます。
- 有効:このページのキャッシュを手動で制御できます。
よくある質問
ページキャッシュに関するよくある質問と回答は以下をクリックしてご覧ください。
キャッシュを有効にすることができないページはありますか?
Velo コードを含むページでキャッシュを有効にすることはできますか?
キャッシュがリセットされるのはいつですか?
お役に立ちましたか?
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