アクセシビリティ:アクセシビリティウィザードに関するトラブルシューティング

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アクセシビリティウィザードは、あなたのサイトを訪問者にとってよりアクセスしやすいサイトにする手助けをしてくれます。
サイトに使用しているビジュアルコンテンツやバックエンドコンテンツの種類によっては、ウィザードを使用する際に問題が発生する場合があります。この記事で紹介しているオプションを使用して、それらの問題とその解決策の詳細を確認してください。

画像上のカラーコントラスト

サイトのテキストを見やすく表示するために、ウィザードでは大きなテキストの場合は 3.0 以上、通常のテキストの場合は 4.5 以上のカラーコントラストレベルがない領域に警告を表示します。十分なカラーコントラストがあっても、画像上にテキストを配置している場合にこれらの通知が表示されることがあります。
ウィザードは、テキストの明るさと画像があるセクションまたはストリップ背景に基づいてコントラストを計算します。そのため、この問題を解決するには、テキストまたは背景の明るさを変更する必要があります。
エディタサイト内のウィザード。画像の上に表示されるテキストのカラーコントラストが警告されています。

コンテナ内の色のコントラスト

コンテナにテキストを添付せずにコンテナボックスの上にテキストを配置した場合、カラーコントラストの計算は正しくありません。その結果、コントラストの問題を警告するカードが表示される場合があります。
これは、ウィザードがコンテナを背景として認識せず、コンテナがある背景(ストリップまたはセクションなど)に基づいてコントラストを計算するためです。
エディタサイト内のウィザード。テキストのカラーコントラストは、コンテナの上にあるにも関わらず、警告が表示されています。
この問題を解決するには、コンテナボックスにテキストを添付する必要があります。

ページの見出しタグ

見出しタグはページコンテンツの階層を定義し、訪問者がその階層内を移動できるようにします。ページ上のテキストを定義しない場合、ウィザードには、ページのメインの見出しと、その他のテキストの見出しタグを設定するように促すカードが表示されることがあります。
ウィザードに「見出し h1」と「見出しの定義」カードの両方が表示される場合:
最初に「メインの見出し」カードを解決することをおすすめします。これにより、見出しの定義カードの1つが自動的に解決されるため、テキストを再度定義する必要はありません。

リンクされたテキスト

サイト全体のリンクされたテキストに警告を表示するカードが表示されることがあります。これは、一般的なリンクテキスト(「続きを読む」など)が、訪問者がクリックしたときの動作を明確に説明していないためです。
サイトに追加するリンクテキストが内容を説明し、訪問者にその機能についてアドバイスしていることが推奨されます(例:「ショーのレビューを読む」など)。

代替テキストと CMS

画像をデータセットに接続し、接続を介して代替テキストを追加した場合、アクセシビリティウィザードで代替テキストを再度追加するように求められる場合があります。これは、ウィザードがサイトのデータセットを読み取らず、画像の設定から情報を取得するためです。
代替テキストカードの問題を解決 / 防止するには、Wix エディタで画像に適切な代替テキストを追加することが推奨されます。画像をデータセットに接続したら、代替テキスト欄がエディタで追加した代替テキストに接続されていることを確認できます。

画像のARIA 属性

ARIA 属性は、支援技術への要素のセマンティックに関する追加情報を提供します。ほとんどの他の要素には事前にコーディングされた属性があるため、ARIA 属性はサイトのカスタムウェブアプリケーションにのみ追加することをおすすめします。
代替テキストが、サイトメディアに関する情報を支援技術に提供するため、ARIA 属性も追加する必要はありません。

繰り返し発生する問題

ウィザードでは、ステップ 3ですでに解決済みの問題がハイライトされる場合があります。たとえば、アクセシビリティステートメントを追加し(ウィザードで「完了」としてマークしても)、サイトをもう一度スキャンすると、カードが再表示されることがあります。
保存した変更 / 設定は、引き続きサイトに適用されます。ボタンをクリックして、完了としてマークしてください。