CMS:参照フィールドを使用して複数のデータベースコレクションのコンテンツを表示する

読了時間:4分
参照フィールドは、1つのデータベースコレクションを別のデータベースコレクションに接続するために使用されます。参照フィールドには、データをユーザに表示する追加オプションも用意されています。
  • 1つのテーブル、ギャラリー、またはリピーターをフォーマットして、複数のコレクション情報を表示します。
  • マスター詳細ページを作成して、別のコレクションに関連する1つのコレクションからアイテムを表示します。
  • ドロップダウンリストを参照フィールドに接続し、ユーザーが情報をコレクションに保存できるようにします。
注意:
参照フィールドを使用して情報を表示するときは、ギャラリー、テーブル、リピーターを使用できます。
この記事の例では、「Songs(曲)」コレクションの「Artists(アーティスト)」フィールドが「Artists(アーティスト)」コレクションの「Name(名前)」フィールドに接続する参照フィールドである以下のコレクションを使用します。

複数のコレクションの情報を表示する

このシナリオでは、曲コレクション内のすべてのアイテムを、曲のジャンル、アーティストの名前と写真を元に一覧表示にしたテーブルを一つ、サイト上に作成することを目的としています。この情報は、接続されている2つの別々のコレクションに格納されます。
テーブルの設定方法は下の図をご覧ください。
  • テーブルは曲データセットに接続されています。
  • 曲カラムは、曲コレクションの「曲のタイトル」フィールドに接続します。
  • アーティストと写真カラムは、「アーティスト」コレクションの「アーティスト」と「写真」フィールドに接続します。
「テーブルの接続」パネルのアーティストと写真のカラムに、参照先コレクションの名前(アーティスト)とフィールド名(「名前」と「写真」)の両方、およびそのタイプ(テキスト、画像)が表示されていることをご確認ください。

要素に接続するフィールドを選択すると、参照フィールド自体がグレー表示されます。これは、コレクションの名前が参照されていることを表します。参照先コレクションのフィールドはインデント表示されます。

フィルターされた情報(マスター詳細)を表示する

このシナリオでは、下図のように、「アーティスト」コレクションの特定のアーティストに関する情報と、「曲」コレクションのすべての曲のリストを表示するアーティストページを作成することを目的としています。



この場合、ページにプライマリデータセットと参照先データセットの 2つのデータセットが必要になります。

プライマリデータセットは「アーティスト」コレクションに接続します。このデータセットは、現在ページに表示されているアーティストアイテムを決定します。上記の例では、エルヴィス・プレスリーです。動的ページでこれを行う場合、プライマリデータセットがそのページの動的データセットになります。

参照先データセットは「曲」コレクションに接続します。アーティストデータセットによってフィルターされているため、現在ページに表示されているアーティストと一致するアイテムを「曲」コレクションから取得できます。



下図は、ページの設定方法を示しています。左側のテキスト要素と画像要素はプライマリアーティストデータセットに接続されているため、アーティストの名前と写真を表示できます。右側の表は、アーティストでフィルターされた参照先の曲データセットに接続されているため、そのアーティストのすべての曲を表示できます。
重要:
参照フィールドは、動的ページの URL 作成には使用できません。

ドロップダウン要素を参照フィールドに接続する

ドロップダウンリスト要素を参照フィールドに接続することができます。ドロップダウンリストのアイテムは、参照先コレクションのメインフィールドから自動的に取得されます。これを入力フォームで行うと、訪問者が選択した値がコレクションの参照フィールドに保存されます。

お役に立ちましたか?

|