CMS:データベースコレクションの参照フィールドについて

読了時間:3分
注意:
内容に入る前に、「データベースコレクションについて」をお読みください。
参照フィールドを使用すると、1 つのコレクションを他のコレクションにリンクできます。 具体的には、参照フィールドによって、あるコレクションのアイテムが別のコレクションのアイテムに関連付けられます。

コレクション間に作成された関係は、コレクション構造自体に定義されます。 参照フィールドがあるコレクションに接続されているデータセットは、接続されているすべてのコレクションのすべてのフィールドにアクセスできます。 そのため、1 つのデータセットで、すべての被参照コレクションのフィールドに要素を接続できます。

参照フィールドに表示される値は、被参照コレクション内の特定のアイテムのメインフィールドの値です。 データベースに保存される実際の値は、被参照アイテムの ID(つまり、被参照コレクションの ID システムフィールドの値)です。
注意:
  • 同じコレクションを参照する参照フィールドを作成できます。 たとえば、従業員のコレクションがあり、誰が誰のマネージャーであるかを示すとします。 同じコレクションを参照する「マネージャー」という参照フィールドを作成すると、マネージャーのリストを全従業員のリストから自動的に取得することができます。
  • 一度に複数のアイテムを参照する参照フィールドを作成できます。 詳しくはこちらを参照してください。

参照フィールドを使用するメリット

  • 参照フィールドは、データの重複を回避するのに役立ちます。 参照フィールドでは、情報は一度だけ保存すればよく、後は必要なときにいつでも参照することができます。
  • 参照フィールドは、コレクション全体でデータの整合性を維持するのに役立ちます。 コレクションは基本的的に相互に接続されるため、元のデータの変更は被参照データに自動的に反映されます。 被参照アイテムがデータマネージャーで削除されると、エラーメッセージが表示され、参照フィールド自体にもそれが示されます。
  • 参照フィールドを使用すると、マスター詳細レイアウトなど、接続されているすべてのコレクションの情報を使用するページを簡単に作成できます。 これは、1 つのデータセットにのみ接続できるテーブルやギャラリーなどの要素で特に便利です。 参照フィールドはリピーターを操作するときにも役立ちます。

アーティストや曲のコレクションを含む音楽データベースがあるとします。 「アーティスト」コレクションには、写真や略歴などの各アーティストに関する情報が含まれており、「アーティスト」フィールドがメインフィールドとして定義されています。

「ユアソングス」コレクションには、アーティスト名や YouTube ビデオへのリンクなど、各曲に関する情報が含まれています。 この場合、「ソングス」コレクションの「アーティスト」フィールドを、「アーティスト」コレクションに接続する参照フィールドとして定義します。 参照フィールドに表示される値は、「アーティスト」コレクションのメインフィールド(「アーティスト」)の値です。 以下の図はこれがどのように表示されるかを示しています。
次に、ページでテーブルを「ソングス」データセットに接続し、各曲のタイトルとアーティストの名前と写真を表示します。
このように、テーブルに接続されたデータセットで、「ソングス」コレクション(「ソングタイトル」フィールド)と「アーティスト」コレクション(「アーティスト」と「写真」)という 2 つの異なるコレクションのフィールドに接続できます。 これは、コレクションが参照フィールドで接続されているためです。 これでアーティストが歌う曲ごとに写真をコピーしなくても、各アーティストの写真を表示できます。

お役に立ちましたか?

|